企業のデジタルシフト・DX化が進んでおり、オンラインMTGやオンラインでの押印サービスを取り入れられた企業は増えてきましたが、その次は何をしたらいいのか悩んでおられる企業も多いようです。
今回は、よりWebサイトを活用できるMAツール・CRMツールの機能を持つ「HubSpot」をご紹介します。
この記事をオススメしたい方
● HubSpotの導入を検討している方
● CRMツールを調べている方
「HubSpot」の概要
HubSpot(ハブスポット)はインバウンドマーケティングツールとして知られています。インバウンドマーケティングツールとは、主にBtoBで使用されていますが価値のあるコンテンツを作成し、そこからどう信頼関係を築き、コンバージョンすることができるかをマネジメントできるツールです。
特にHubSpotでは従来のマーケティングの考え方だった「ファネル」から「フライホイール」が重要であると提唱しています。
これらを実現するために、HubSpotは大きく5つの機能を備えています。
<HubSpotの5つの機能>
・HubSpot CRM
・Marketing Hub
・Sales Hub
・CMS Hub
・Service Hub
この機能を活用することで、オンラインで自社を見つけてもらい(リード獲得)、コミュニケーションをとって育成し、ROIを測定することがビジネスの成功方法と提唱しています。
無料のプランで使える機能は?
無料プランでHubSpotの5つの機能でどんなことができるのか、見ていきましょう。
まずはWordPressの環境をお持ちの方はプラグインをインストールしましょう。
HubSpotの無料アカウントを取得して、ブラウザでログイン状態のままであれば簡単に連携することができます。
連携が完了したら、HubSpotの管理画面で各機能の設定をしていきます。
管理画面には以下のメニューが表示されます。
<HubSpot管理画面に表示されるメニュー>
・コンタクト
・コミュニケーション
・マーケティング
・セールス
・レポート
各機能、無料版だと使える機能が制限されているものの、十分に使える機能があるので順番に見ていきます。
HubSpot コンタクト機能
コンタクト機能は、いわゆるCRMツール(Customer Relationship Management:顧客関係管理)の機能で、顧客の連絡先などを管理でき、社内の担当者が誰かも把握できます。
HubSpot コミュニケーション機能
「コミュニケーション」ではWebサイトに設置するチャットのフローを設定できたり、顧客とのやりとりの履歴を見ることができます。
HubSpot マーケティング機能
お問い合わせフォームを作成できたり、メールマガジンを作成、Google広告やFacebook広告のアカウントと連携させてキャンペーンの概要を追いかけることができます。どの経路からWebサイトに流入してお問い合わせに至ったかを把握するために必要な機能です。
お問い合わせフォーム最画面
WordPressのプラグインを入れて、HubSpotと連携させておけば、固定ページから簡単にフォームを追加することも可能です。
HubSpot セールス機能
取引・タスクを管理したり、ドキュメントをアップロードしたURLから閲覧数を計測できたり、簡単にアポイントの設定ができる画面を作成したり見積もりを作ることもできます。
チームでアクションの結果を共有できるのも便利なポイントです。
会社概要や提案書のアップロードイメージ
資料を共有するときには、相手側にメールアドレスを入力してもらえるように促すことも可能です。
アポイントの設定をする機能では、Googleカレンダーと同期し、空いている予定からアポイントのスケジュール調整ができる画面を作成することができます。
HubSpot サービス・レポート機能
サービス機能には「チケット」と呼ばれる契約の進行状況がどこで止まっているかを把握できるボードが使えます。
レポート機能には「プロスペクト」という項目がありどういう会社の方が潜在見込み客としてWebサイトを訪問しているかが把握できます。
会社名やドメイン名だけでなく、訪問日時やその会社からの訪問者数・ページビューも確認できます。
HubSpotの概要、いかがでしたか?
今回はHubSpot無料版の機能の概要を見てみました。
各機能で取得したデータを裏側で連動させ、いつどう顧客と接点を持つかを管理したり計画できるHubSpot。使いこなすにはしっかりとした運用が必須になってきますが無料プランから入れてみてどう活用していくか、検討してみてはいかがでしょうか?
Good Thingsでは、ツールの選定や使用方法にまつわるお困りごとをサポートをさせて頂いております。