クライアントインタビュー VOL.3

人事担当者の採用サイト
立ち上げへの挑戦

マーケティングツール リーディングカンパニー

エンバーポイント株式会社

1999年創業。メールマーケティングでは13年連続シェアトップを獲得し、モバイルアプリ、SMS、LINEなどマルチチャネルにおける企業と消費者(ユーザー)間の最適なコミュニケーションの実現を目指すデジタルマーケティングカンパニーです。

大久保 和気 様

エンバーポイントホールディングス株式会社
コーポレート管理部 人事グループ

大手旅行代理店で法人営業経験後、青年海外協力隊としてパプアニューギニアで観光開発を行う。
帰国後はシンガポールで日本文化を発信する仕事に携わり、2016年から医薬品開発企業で採用業務のキャリアをスタートし、2019年にエンバーポイントに入社。

Good Thingsとは2021年11月より、リクルート情報サイト新規立ち上げをきっかけにお取引を開始。
2021年12月に採用サイトを立ち上げ、2022年1月には、採用サイトの公開しました。
Good Things代表 寶諸と平田が、採用サイト立ち上げプロジェクトのご担当である大久保様にプロジェクトについてお話を伺いました。

01

採用サイトの立ち上げのきっかけとベンダー選定

寶諸:今回の採用サイトの構築目的は、技術職を中心に採用を強化していきたいと伺いました。
採用でも情報発信が重要とされていますが、立ち上げの経緯やベンダー選定の過程を教えて頂けますか?

大久保:テックカンパニーである弊社は、メール配信プラットフォーム市場で13年連続シェアトップとして事業展開してきました。高い技術力もありますが課題なのはBtoBの事業がメインのため、一般の方に認知度が高くなくエンジニアを始めとした技術力の採用に苦戦していました。 そのため、採用ブランディング改善のため、求職者向けに情報発信を行っていきたいと考えて10月末にプロジェクトがスタート。 プロジェクト開始からサイト制作会社4社にお見積もりを取らせて頂き、制作スピード・エンジニア採用の理解・窓口になるディレクターの方への信用やコストを総合的に判断し、Good Things様とご一緒させていただきたいと判断しました。

寶諸:プロジェクトの開始時に、すでにお考えいただいていたコンテンツのマップを頂き、作られたいサイトのイメージやゴールも持ちやすかったです。
プロジェクトを通して、元々社員の方ひとりひとりがお持ちだった価値観や方針を具現化して、採用サイトに反映できた印象を持ちましたが、いかがだったでしょうか?

大久保:人事と開発は、通常の仕事では一緒になることが少なく、詳細な仕事内容や業務の考え方など、キャッチアップしづらかったのは事実ありました。 サイトで公開していく情報をヒアリングし、考えることでイメージとしては持っていた「自分たちが何者か?」を言語化し、まとめ上げることができたと思います。 Good Things様は弊社が提供したサイトマップを見て、それだけで制作するのではなく、人事や求職者の立場に立って提案をしてくださいました。確認作業も、実際のページに近いもので頂けたので関連部署もイメージが湧きやすく、スムーズだったことが印象的でした。

寶諸:人事の方がサイト制作のディレクションを行われるのは、通常業務と乖離があるのでご不安ではないかと思っていました。

大久保:人事の通常の仕事とは確かに違う面が多かったです。こうやって定期的に情報を公開するために「まとめる」作業は重要だと感じました。
年に1回あるかないかの頻度なので、サイト制作の進め方やサイトの構成、コンテンツの構成、そのために何が必要でどう進めていくかを考えるのが大変でした。そこを御社にリードして頂いたのも、とても助かりました。

02

プロジェクト開始2ヶ月でリリース

寶諸:どんな情報を掲載するか、短期間でまとめあげて行ったわけですが、振り返ってみていかがですか?

大久保:一番難しかったのは、何を載せるのか、インタビューで何を話してもらうのかを決めることでした。
その業務の魅力をどう伝えるのがいいのか、部門の人たちに話してもらいたいのですが、ご本人たちにとっては普段から当たり前のことなので話に出てこないんですよね。そこをインタビューで引き出してくれたことはとても助かりました。

当たり前のことであっても、話をしていく中にきっかけを見つけられて話を広げられて、本当の魅力が見つかると思っています。

インタビュー前までは、一部のメンバーとはコミュニケーションが足りていなかったのですが、このインタビューを通じて、相手の業務のことを含めて理解することができたのも、良かったです!

03

Good Thingsにどのような評価や印象をお持ちでしょうか?

寶諸:今回のプロジェクトを通して、どのような印象をお持ち頂けましたか?

大久保:Good Thingsさんは、いくつかのポイントがあると思っています。
「スピーディー」・「ニーズを捉えるのが上手い」・「提案力が高い」というのはもちろんですが、柔軟さや良きディスカッションパートナーだと思いました。

Webサイト制作にはオーダーメイドなものと、ある程度フォーマットになっている制作があると思うのです。
客によって求めているものはそれぞれだと思うのですが、今回オーダーメイドでお願いして良かったと思うところは、弊社の売りである「ふるさとワーク」のマップを作成して頂いたことでした。

他社にない自社の強みなので、どうしても直感的でわかりやすい表現にしたかったのですが、フォーマットが決まっていたら難しかったのだろうなと思いました。オーダーメイドで作っていただけたことで、オリジナルのものができましたし、さらっと作っていただいて驚きました(笑)

そこまでやっていただけるなんて思いませんでした。そのおかげで、自社の魅力を存分に引き出してくれたと思っています。

寶諸:ありがとうございます!少し話が逸れますが、御社はフルリモート・副業OKだと伺っていますが、それらが実現できていることってとても素晴らしいなと思っています。
今回、社員の方にインタビューさせていただく中で何度も聞いたワードで「信頼」があるのですが、とても難しいことですし、社員の方同士が信頼できていることはすごいことだと思います。
そこでお聞きしたいのですが、採用について心がけていることがお有りですか?

大久保:採用の時に心がけていることは、3つあります。
1つ目は「人」です。信頼できる人かどうか、きちんと責任を持って仕事に取り組んでいるかどうか、部門含めて見ていると思います。
2つ目は「マネジメント」です。社員の声を聞きながら、社員が働きやすい環境作りをしていると思っています。定例ミーティングをいつ持つべきか、働く時間をどうするかというマネジメントがうまく機能しているので、信頼を裏切らないように働いてくれていると思っています。
3つ目は「しくみ」です。勤怠管理をしっかり行うために、システム導入しています。作業のログを見ることができますが、特にリモートワークにおいて、それは監視のためではなく、隠れ残業をなくすための仕組みづくりとして行っています。

寶諸:素晴らしいです!みなさんのそういった想いをどう表現するか、弊社としてもやりがいがありました!
そしてコンテンツだけでなく、採用メッセージや技術力の表現の仕方といった、踏み込んだご相談を頂けたのも印象に残っています。

大久保:プロジェクトを通して御社から感じたのは、

・プロフェッショナル性
・当事者意識
・約束を守る意識
・顧客目線に寄り添った対応


で、これがこのプロジェクトではとても重要だったと思いました。
それと一番は「会話ができるかどうか」。

ミーティングの中で、会話がはずんでいろんな提案を頂きました。
相談がしやすく、こちらの提案を鵜呑みにして進めるのではなく、考えて納得できるような説明や定義づけをしてくれるのも他社と違ったところだと思っています。


当初4社で比較させていただいている時に、「短期間のプロジェクトですが大丈夫ですか?」という質問をさせて頂いたら、御社は「できます」としっかり言い切ってくれたことも心強かったです。
特に当事者意識に関しては、自分のサイトを作成しているくらいの温度感を感じました(笑)

04

採用サイトのリリース後、
御社内や外部の方からの反応はいかがですか?

大久保:2/1より本格的に公開でとなりまして2ヶ月間という短期間にも関わらず、代表含め各部署からの大きな変更点もなく微修正で済んでいますし、御社のお力添えのおかげだという声も聞いております。

寶諸:よかったです!スピードも重要だったので、質とのバランスを気にしながら進めていましたが安心しました!

これは社内でもよく話していることですが、ものづくりをさせて頂いたとき、「(クライアントの)ご担当者様の社内での評価が上がるようにやっていこう」って話しているので、そうであると良いなと思っております。

寶諸:組織は常に変化するものだと思っているのですが、伝えたいメッセージや方針をその時々に打ち出していくことの難しさはありますよね。

大久保:理想としては、経営なり開発のトップが明確なメッセージや思想を人事に伝えて、人事がそれを採用候補者に伝えていくことだとは思いますが、おっしゃる通り変化にスピード感を持って対応していかなくてはいけません。
そんな時に寶諸さんに、「代表の方は、採用メッセージを大久保さんから提案されることを待っておられるかもしれない」と言っていただけて。その時に人事がクリエイティブを発揮できるところなのかなと意識が変わりました。

今のありのままのエンバーポイントを表現する、今出せるものとして形にしていくことを経験することができました。
これまでの自分の仕事のやり方とは異なったことに取り組めて、意識も変わり、良い経験ができたと思っています。

05

ノーコードツールによるサイト制作に
どのような印象を持たれましたか?

寶諸:これまではECやマーケティング担当の方が更新するWebサイトをご提供することが多かったのですが、人事の方で更新できることはとても良かったと思っています。

大久保:そうですね。人事も従来の採用や育成・評価の仕事をしているだけの時代は終わったと思っています。
変化が速い時代だからこそ、情報発信に力を入れていきたいと考えています。ノーコードは人事でも更新できるのが魅力的でした。

会社が求めていることを、今まで自分がやったことがなくてもチャレンジしていく、それが期待に応えていくことなのかなと思います。人事はココまでで良いということはなくマーケティングカンパニーとして、人事もそういったことに関わっていければ、会社の底力を上げていけるし、自身のスキルアップにも繋がっていくと思います。

寶諸:これからの時代は、1つだけのプロフェッショナルというよりも、ハイブリッドに対応できる方の方が喜ばれるのかなと思いますね。

大久保:変化が激しい世の中なので、そこだけしかできないとなると、それがなくなったらどうしよう?と思ってしまいます。
色々なところに軸足を変えていける柔軟性があれば対応できると思います。

大久保様、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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